恒栄工業における営業の仕事です。古い建物を使い続けるためには、色々な修理や改修をして維持していかなければなりません。私はその中でも、古くなった建物設備（給水管・排水管・ボイラー・空調機など）を更新しなければならないお客様に対して、改修工事のご提案をする仕事をしています。
普通に生活している分には、漏水の危険等、工事の必要性を実感されないこともあるので、まずは誠実にその必要性をご説明し、実際の工事の方法などを分かりやすくお伝えするように心掛けています。

一生懸命に準備しご提案したお客様から、工事をお任せいただけた（受注できた）時ですね。最初はお困りごとをお聞きする事からスタートし、お客様に最適なご提案を技術者と共に真剣に模索します。またその過程で態度や仕草、接し方、言葉遣いなども誠実であるよう心掛けています。それらの努力がトータルで認められてご信頼いただいた時は本当にありがたいです。
もう一つは工事が無事に終了した後、お客様から「あなたに任せて良かった」と言っていただけた時です。着工が決まり技術者に引き継ぐ前に、可能な限り不安を払拭いただけるよう努めています。また工事中に何かあった時は、良い事悪い事含めきちんとお伝えする。そういう姿勢を全て見ていただいての最後の一言は何とも言えない喜びです。噛みしめちゃいますね。

本当はその場でお客様にお答えできればすぐ済むのに、知識不足ゆえに一旦持ち帰り、回答に時間を要してしまう事があることです。勉強しなければ…
また、自分自身の業務効率が悪いなぁと感じます。良く言えば一つ一つ丁寧と言えるのかもしれませんが、特に複数案件のご提案が重なった時の整理・優先順位など、まだまだ課題がありますね。

会社が社員を大切に考えてくれている所です。中途で入社間もない頃、役員の方がさらっと「社員は家族だと思っている」と話していて驚きました。その後社長までも「家族だから・・」と普通に話していました。今でもその想いが発言の節々に表れていて、見てくれているんだなと感じます。
自分の経験では、親身かどうかは上司による、という会社が多いと思うので、こういう会社はあんまり無いんじゃないかと思います。それと部署を問わず社員の仲が良い事。業務でも連携が取りやすいです。私の仕事は一人で完結できるものではないので、疑問も素直にぶつけられるし相談がしやすい社風はありがたいです。

「自分には何が出来るか」ではなく「自分は何がしたいか」という気持ちを大切にしてほしいです。出来る事はこれからいくらでも増やせられますよ。最初から自分の可能性を自分で狭める必要はありません。また、就職活動中は辛い事や大変な事もあると思いますが、それらも含めてぜひ楽しんで頂きたいです。私も結構落ちた方ですが、「見る目無いなぁ」くらいに思うようにしていました(笑) 。